ご挨拶

2017年1月3日

みなさま、明けましておめでとうございます。

きょうは七十二候・冬至の末候。「雪下出麦」(ゆきくだりてむぎのびる)。

極寒の中、麦は芽を出す準備をしていますが、澱み、濁りが極まったこの国は再生の気配なし。政治権力の批判に終始し、その権力を間接民主制によって生み出している主権者・国民への批判を控えるようでは、真の国民主権、市民自治の芽は育まれないでしょう。国民を主権者扱いしない(愚民だとして信じず責任も問わない)人々の罪は重い。

そんな思いを募らせながら、こんなプロジェクトを37人の仲間で起こしました。出版業界からは「ドン・キホーテだ」という陰口。望むところです。人が未踏の営みに挑むとき、周りが「異端」扱いするのは世の常ですから。

「このプロジェクトは本作り過程の民主化の実験であり、本の内容をなす国民主権の再生という理念とも合致しています」(制作・普及委員会のメンバー、井上達夫・東京大学大学院教授)

「国民投票は日本国民がデモクラシーという集団的自律を生きるために、何らかの争点について早晩引き受けるべき、一つの歴史的試練だと思います。当然国民はまず、国民投票とは何なのか、どうすれば公正な条件で実施できるのかを知る必要があります」(同、堀茂樹・慶應義塾大学教授)

上記の通り、井上達夫氏、堀茂樹氏といった本物のリベラリストも私たちの仲間。

このウェブサイトを御一読の上、もしプロジェクトに御賛同いただけるようでしたら、ぜひお力添えください。

『国民投票の総て』制作クラウドファンディングはこちら